ペンテル水彩絵の具

子どものアート教室を始めて以来、25年間ずっとペンテルの水彩絵の具を教室で使っています。
教室を始めた頃は、写真のようなアルミ素材のチューブだったのが、何年か前にポリチューブが発売されました。環境や使っている時の見た目を考えての商品だとは思いますが、子どもたちにとってはアルミ製チューブの方が使いやすいので、買う時はいつもそちらを選んでいましたが、とうとう数年前にアルミ製チューブは廃番になり、仕方なくポリチューブを使い始めました。

でもこれが幼稚園児や小学校低学年くらいの子どもにとっては、とても使いにくいのです。
まず、握力がなくチューブが絞れない。絵の具がいっぱい入っている時はいいのですが、チューブ内の絵の具が少なくなってくると、まだ入っているの「絵の具がなーい!」となります。
絵の具が減っても見た目綺麗さを保つためなのか、チューブ内に空気が入っているため、片方の手でお尻部分を押さえ、もう片方の手でチューブを絞って行かなくてはならず、そんな器用なこと小さい子どもには難しすぎます。
しかも、絵の具の残量が一眼でわからない!
描き始めて、初めて絵の具が入っていないことに気づくので、1人1人対応していくのに結構手間がかかります。

確かに昔のチューブは、使っているとシワシワ凸凹になってしまうし、キャップが固まって開かなくなった時、力を入れて開けるとちぎれてしまうことも多々ありました。
でもね、子どもの力でもギューッと絞れて最後まで使い切れたし、絵の具の箱を開ければすぐに無くなっている色がわかったから、補充できたし……。
アルミ製チューブが恋しい〜

環境に良くて、子どもが使いやすいチューブ、開発してくれないかなぁ。

By J